雑司が谷にある『中川時計店』のオーナー。着物とメガネと笑顔が似合う若旦那。
ヒヨウヒョウとしておりとらえどころがないが、時折見せる冷静な視線の裏に、
常人には理解できないロジックの回路を持っている。
■修理のプロフェッショナル
修理に関しては種類を選ばない、知らない技術は天性のカンで補う修理のプロフェッショナルである。
■基本的にお茶目さん
陽気な笑顔で場を和ますお茶目さん。「顔を上げて、みそ?」…若干センスは型落ち気味やもしれぬが。
■石本組との関係
つかずはなれずの関係。お互いの事情を察してのことか?石本とはたまに囲碁をたしなむ仲である。お互い負けず嫌いなので対局は熾烈を極めるが…。
■肉体系インドア派
着物の内に仕込むひきしまった肉体美。でも趣味は読書。縁側で野良猫を膝に抱え黙々と…いつどこで鍛えているのやら。
■拳法の達人
人間の最後の武装は格闘技である。
■お風呂大好き
仕事上がりはお風呂屋さんでリフレッシュ。サンシャインシティの馴染みのスパへレッツゴー。刺青のお客様ご優待デーでも気にしないマイペース。「おう石本組の!もうかってるかい?」
■着物が仕事着
師匠から譲り受けた制服である。夏の暑い日でも着物である。ポリシー。
中川時計店の居候でありアルバイト店員(時給500円)。
元気が制服を着て歩く高校二年生。
身寄りが無くなった田舎を出て、正樹のもとで暮らすために池袋にやってきた。
時計の声が聴こえるという不思議な能力を持つ。
■時計さん、こんにちわ。
「時計の声が聴こえる」という不思議な能力の持ち主。別段生活に支障がないので当人はあまり気にしていないかもしれない。正樹やあんなの家族にも知られていない。
■正樹先輩ひどいですぅ!
「えええ!!」「きゃー!」「ばかぁー!」というフレーズがはまる女子高生はそういない。感度は常時バリサン、いつも元気な、リアクションのプロフェッショナルである。きっと独り言も多い娘なのだろう…。あまりに反応が良いので正樹にからかわれることもしばしば…。
■おー!ポッポー!ポッポー!
感受性高し、何にでも興味や感動をしてしまう。そう、鳩時計にすら…。映画にハンカチは手放せません、ずずー、ひっく、ずずー。
■おつむの歯車は欠けている…。
通知表に「人の話はちゃんと聞きましょう」と書かれたと思われる。英語力も高校生としては若干怪しい。
■元気は寂しいの裏返し?
縁側に座り寂しそうな目を彼女。実は人一倍気を使う娘だったりする。「私は元気ですよ!ほら、ほらねー!……ほらね…」その視線の先にあるものは、正樹への気遣いか、兄への思いか…。
あんなの兄であり、正樹の友人、かつての正樹の相棒である。
サンシャインシティの計画に携わっていたが数年前に消息を経った。
モノと話せるという不思議な力を持つ。
■もと、正樹の相棒
正樹とは学生時代からの親友である。お互いの立ち位置を理解し、補い補われるの関係だった。そんな彼らの間に、いったい何があったのだろうか…。
■モノと話せる力
モノであれば何とでも話せる力を持っていた。どうやら正樹とあんなはそのことを知っているようであるが…。
■純粋な心ゆえの…
さわやかな笑顔の裏に隠された計画性。いや、計画というのは少し御幣があるかもしれない。何故なら彼にとってそれは当然のことという認識であるから。
雑司が谷をシマに持つ石本組の若頭。
雑司が谷を心から愛し、地域密着がモットー。
正樹とはつかず離れずの同盟的な関係である。
半端モノや心に傷を持つクセのある人間のニオイをかぎ分け、
個性を伸ばし束ねる力に長けている。
■地域密着型ヤクザ『街をきれいに』が合言葉
小さいころから生まれ育った雑司が谷を誰よりも愛する男。構成員にはペット用ゴミ袋と携帯灰皿を携帯させている。タバコのぽい捨ては、屋敷のトイレ掃除の刑罰に処す。
■商才あふれる実業家
その若さで石本組を仕切れるのはヤクザの息子…という理由だけではない。
つぶれかけの焼き鳥屋をプロデュース。池袋独自の文化を取り入れ、仕事帰りの疲れたサラリーマンに斬新なサービスを提供する店に生まれ変わらせた。また、取引の場所は池袋の『スパ』と決めている。裸のお付き合いの場であるここで、石本は相手に『俺は丸腰だ、フェアな話合いをしよう』という意思表示をする。
取引の日はスパを貸切にし、あえて刺青のお客様歓迎の日を設けることでヤクザもんを集め、自分の監視が行き届く範囲に抑えたことで、豊島区の治安を良くすることにも一役かっている。
■捨て猫は迷わず拾う
感情のはけ口が見つからず荒れていた野良ヤクザ、借金に首がまわらなくなったキャバ嬢、過去を背負って生きる男…など、そんな分けありの人間が彼のもとに集まる。
石本組の構成員であり、石本の片腕。
アルマーニをこよなく愛す。夏でも脱がないヤクザの魂。
■アルマーニが俺たちの制服じゃあ!
春夏秋冬、暑くても寒くてもアルマーニを着込むアルマーニ。おしゃれというわけではなく、ヤクザといえばアルマーニ、それが彼の信条である。
■「そいや!」が俺たちの合言葉じゃあ!
本来ならば「そいや、そいや」は神輿かつぐ時の掛け声である。大の祭り好きである彼は返事も挨拶も口癖のように「そいや!」であり、おもしろおかしく思った石本が組に広めた。「素意や!」と書くらしいです。
■雑司が谷に流れついた野良極道じゃあ!
おそらく出身は浅草あたりと思われる。芯がぶっとくて、ひとくせもふたくせもある彼は、仲間となじめず転々と街を渡り歩いていた。雑司が谷に流れ着いたアルマーニは石本に気に入られ、アルマーニもまた石本を気に入り、石本組に飼われることになる。
■アニマル大好きアルマーニ
人は見かけによらず、動物好きである。『ねこぶくろ』でたまに彼に会える。「よせやい!そんなつぶらな瞳であっしを見なさんねえ!」
雑司が谷にある焼き鳥屋「乙女塾」のオカマなマスター。
乙女ロードを練り歩く乙女のカリスマ。
■焼き鳥屋「乙女塾」
おおよそ焼き鳥屋と名乗るには程遠い店名。ショーウィンドーにゴシックロリータと呼ばれる服が飾ってあり、ドアには『いらっしゃいませ』ではなく『おかえりなさいませ、ご主人様』という貼り紙が貼ってある(達筆な筆書)。この店の実態はドラマ本編であかされることになろう。
■乙女ロードのカリスマ。デビューをあきらめた幻の同人誌作家
乙女ロードのカリスマである彼のキーワードは『同人誌』である。多くの女子を虜にした彼の作品は大手同人誌即売会において常に完売。編集者の目に止まり、あと一歩で週刊誌デビューまで登りつめたが、家庭の事情で迷ったあげく焼き鳥屋をつぐことになる。現在は焼き鳥屋を営む傍ら、彼を慕う女子達に漫画を教える日々である。
■腐女子のスキル
漫画も描けるが、歌もうまく、コスプレも手縫いで作れるという腐女子が恋焦がれるスキルを所有。
■白兵戦でもマスタークラス
持って生まれた体格は白兵戦にすぐれ、親子喧嘩で身に着けた『刺し撃つ焼き鳥のクシ』という遠距離スキルを身に着けている。万能型ファイターである。
焼き鳥屋「乙女塾」で働く高校三年生。
サンシャインシティ乙女ロードを道行く腐女子である。
■向かって左(イメージ)
つねにテンションが高く陽気な方がささみちゃん。若手同人作家である。アナログでこそ絵に魂がこもると熱く語る。山崎を師とあおぐ。女の子グループの中心にいる、ムードメーカー的立ち位置である。
■二人は良きライバル?
二人の共通の趣味は『同人活動』。池袋サンシャインシティで開催される同人イベントのサークル参加常連。今でこそ仲の良い二人だが、出会った当時は考え方の違いから衝突を繰り返していた。
■きやせ
健康優良同人少女である。着痩せ型。ゆえに洋服のサイズにいつも困っているらしい。
■向かって右(イメージ)
落ち着いた雰囲気をかもし出す方がつくねちゃん。大和撫子的な振舞いの中に潜む妖艶な笑みが男性のハートを串刺しにするコスプレーヤーである。山崎を師とあおぐ。勉強のことは彼女に聞けの優等生タイプである。同人誌もたしなむが淡々と作業をこなすデジタル派。
■二人は良きライバル?
二人の共通の趣味は『同人活動』。池袋サンシャインシティで開催される同人イベントのサークル参加常連。今でこそ仲の良い二人だが、出会った当時は考え方の違いから衝突を繰り返していた。
■すらり
何度もアイドル事務所にスカウトされたらしい「すらりうるるん」なスタイルの持ち主。
池袋中央署に勤務する署長。若きキャリアである。
刑事もののテレビに影響され刑事を目指したが、
甘くない現実に苦労するぼっちゃん育ち。
■がんばれ遊人君
優等生ゆえ、正樹と石本に振り回され苦悩するリアクション芸人。きっと小さいころも振り回されていたことでしょう。「駄目だよぉ、先生が用水路で遊んじゃいけないって言ってたじゃないかぁ、帰ろうよぉ」
■クロツキぃ!僕は署長だぞぉ!
荒くれモノの部下たちに振りまわされ苦悩する若き中間管理職。頭が良いはずなのだが、経験不足ゆえスペックを未だ活かせていない。2〜3回くらい死と隣合わせの経験でもすれば化けるでしょう、きっと、たぶん。
■『僕』と『俺』と
一人称は基本的に僕だが、ハッタリをかまして俺と言うことを心がけている…でも自信が無いと僕に戻る…。
■国立出のエリート
学歴は申し分ない。だが、学歴を引き合いに出す時点で器の大きさがうかがえる…。
■一生懸命なことは評価してあげてください。
本当は遊人君は良い子なんだよぉ。付き合っている友達が悪いだけなんだよぉ。一生懸命頑張ってるから認めてあげてよぉ。
池袋サンシャインシティの時計台で歌を歌う時報人形。
池袋ネオサンシャインシティの象徴である。
歌声は池袋や雑司が谷まで届き、人々に時と癒しをあたえる。
■時と癒しをあたえる歌声、町を見下ろす月の女神
サンシャインシティの中心にある時計台。およそ4階建ての建築物の屋上が彼女のステージである。毎日決まった時間に歌を歌い、その澄んだ歌声は、道行く人々に癒しをあたえる。
■『輝ける都市計画』における技術の結晶体
公に発表されていないが、彼女はただの人形ではない。人工知能が搭載されており、各種センサーによりサンシャインシティの情報を管理、時計台というインターフェースを使いシステムのコントロールなどをつかさどる。
アルテミスは『輝ける都市計画』のテーマのひとつである。彼女は街を見守る傍ら、自発的に情報収集を行っている。こうして得た情報は、彼女の思考回路を通して分析され、問題が生じた場合彼女の判断で解決する。こうしてサンシャインシティは彼女とともに成長していく。
■容姿
17才の容姿設定であるにもかかわらず、豊である。御人形さんですので、手を触れないように御注意下さい。
中川時計店の先代店長であり、正樹の師匠である。正樹に着物と言葉を残し、消息を絶つ。